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2026年1月20日火曜日

介護事業経営者の集い(介護経営ラウンジ)

 皆様こんにちは。

私は常々感じていましたが、介護事業経営者の集いのようなものを作りたいと思っていました。なぜか。

私たち介護事業所(特に小さな事業所)の経営者は、自分自身も介護職や管理者といったJOBをもった所謂プレイングマネージャーが多いです。おそらく、介護事業が一番盛り上がっていた時代に起業され、そのまま十数年を運営されてこられた事業所も多くあるかと思います。

台東区の利用者の為に身を削る思いで事業をなされてきたのだと、敬服いたします。

しかしながら、昨今では、毎年のように介護保険報酬改定が行われ、物価高騰や最低賃金の上昇など外部環境の変化が著しくなっています。更になかなか職員が定着しない、採用が困難、重いコロナ禍の借入金返済などにより、2025年の介護事業者の倒産件数推移は過去最多を更新しております。


出典:joint介護ニュース2026/1/9記事

地域の小さな事業所ほど、利用者の生活を柔軟に支えることが地域包括ケアシステムを確立する方法であると考えています。

そのような状況で必要なことは、介護事業経営者又は管理者等の経営(運営)力の向上とネットワークの構築ではないでしょうか。

実はこの度、私が所属する台東区介護サービス事業者連絡会内に、「介護経営ラウンジ」と名付けて介護事業経営者、事業責任者の集いを作ることになりました。内容としては以下の通りです。

◎介護事業経営・運営に関する研修

◎経営者・事業責任者NW構築

◎介護事業経営に対する相談援助

尚、本件について、1月16日にいきいきテラス竜泉会議室において、有志によるキックオフ会(事前打ち合わせ)を開催しました。

その際、「5年後のあなたの事業所や会社における目標」というテーマでディスカッションし、様々な意見が取り交わされました。そして、現状とのギャップを考え、今後どのような事業経営をしていくかを話し合いました。1時間という短い時間の中で、まったく時間も足りず、皆、話足りない状態でしたが、参加者からは、「とても良い会だった」、「2回目が楽しみだ」といった声も聞かれ、主催側としては嬉しい限りです。


台東区介護サービス事業者連絡会|台東区介護サービス事業者連絡会


詳細は連絡会総会(5月)に発足し、その後アナウンスをしていく事になりますが、皆様のお役に立てれば幸いです。そして、台東区の福祉事業がこれにより少しでも盛り上がって行けばと思っております。

今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

2025年6月6日金曜日

たからの歩み(資金繰りの難関)④

 こんにちは。

平成18年にたからデイサービスを開設して、その後、単位を増やしたり、店舗を増やしたりして比較的順調に業績を伸ばしてきました。

今回のテーマは「資金繰り」です。

これは社長(又はそれに近い立場の方)、経理担当者にしかわからない苦悩かと思います。

業績は、右肩上がりで、売上、経常利益も上がってきたとき、ふと会社のお金がないことに気が付きました。

これって意外ではないでしょうか?利益は出ているのですよ。でもお金は減っていくのです。

顧問税理士先生に、なぜ利益が出ているのに手元資金が増えないの?と何度も疑問をぶつけましたが、「売上が伸びているときはお金が無くなるのですよ、経費として出す方が早いですから」といった理由で、頭では分かったつもりになるのに、どうも腑に落ちない日々が続いていました。本当にお金がどんどんなくなるのです。

今は説明できますよ。

介護保険サービスは、2か月後に入金になります。例えば、4月にサービスを提供した分は、6月23日に入金されるわけです。

そこで簡単に纏めるとこうなります。

     4月       5月       6月     7月     8月 

売上  100万円     150万円     180万円   200万円   200万円

経費  80万円        120万円        140万円   150万円   150万円

利益  20万円      30万円      40万円    50万円    50万円

入金                     100万円   150万円   180万円

資金  ▲80万円    ▲120万円    ▲40万円    ±0万円   +30万円


こんな感じになります。売上が増えると当然経費が増えます。人件費などの経費は当月支払うことになりますので、売上入金前に出金します。5か月間で利益は190万円出ているのに対し、資金は▲210万円となるわけです。

更に、多くの会社は借入があります。仮に300万円借り入れて会社を運営しているとしましょう。多いのは5年返済ですので、無金利だとしても月に5万円返済となります。

これを乗せるとこうなります。

     4月       5月       6月     7月     8月 

売上  100万円     150万円     180万円   200万円   200万円

経費  80万円        120万円        140万円   150万円   150万円

利益  20万円      30万円      40万円    50万円    50万円

入金                     100万円   150万円   180万円

借入資金 215万円         90万円          45万円     40万円   65万円


このように資金が増加してくるのは5が月後からということになります。それまでは、減少し続けるということです。上記例の場合だと、結構ギリギリですね。

実際には、こんな順調に、安定した利益を取れることは稀ですし、返戻や介護認定区分変更等で月遅れ請求になることも多々ありますので、だんだんと資金が足りなくなるといった現象が生じるわけです。更に更に、利益が出ると年度末に「税金」を支払わなければなりません。これは、結構バカになりません。手元資金が底をつき、支払いができなくなると「倒産」になります。

利益は出ているのにお金がない、所謂「黒字倒産」がこれで説明できます。

少し専門用語になりますが、「キャッシュコンバージョンサイクル(CCC)」という指標があります。これは簡単に言うと仕入れ代金を支払ってから、売上が入金されるまでの期間です。これが短ければ短いほど、資金繰りは楽になるということになります。

例えば、居酒屋さんであれば、当日仕入れた食材を当日売上げ、しかも現金でお支払いいただければキャッシュコンバージョンは1日ですね。一方介護の場合は、大体55日くらいです。

どちらの方が資金繰りが大変かは、一目瞭然ですね。

また、何か始めようとすると、「投資」を行う必要があります。その投資をしたら「回収」を考えなければなりません。そこで大事なことが、しっかりとした「計画」を立てることです。是非、地に足の着いた計画を立てることをお勧めします。

よろしければ、私がお手伝いしますよ(^_-)-☆

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2025年4月23日水曜日

ケアマネ研修はつらいよ

私は、資格を3つ持っています。

・中小企業診断士

・柔道整復師

・ケアマネ

この中で、取得に一番取得に時間がかからなかったのが、ケアマネです。
しかしながら、取得してから維持するのに一番苦労するのも、ケアマネです。

ケアマネさんの法定研修は5年に1度義務付けられています。

実務研修、専門研修、更新研修、再研修、更には主任ケアマネ研修と、種類も豊富です。
自分がどの研修を受けるべきなのか、問い合わせしないとわかりません。

ケアマネさんは、これでもか!ってくらい研修を受けなければなりません。イジメに感じます。こんな研修の多い資格ありませんよね。質の担保が必要なことは重々理解できますが、ほぼ同じような内容のことを何度も時間を割いて行う意図が全く理解できません。私も今年度受講しておりますが、早く終わらないかな!というのが本音です。

費用は研修種類により違いますが、大体3万円~10万円くらい。

ケアマネ法定研修受講費補助という補助金がありますが、返ってくるのは2/3です。1/3は手出しです。しかも申請に多大なる手間がかかります。

現在、ケアマネさんが不足しがちとニュースで見ます。

ケアマネ資格を取ったけどこの研修により更新できない、又はしないという方も多いのではないでしょうか。

もし厚生労働省の方がこのブログを見てくれているのであれば、研修内容と回数、拘束時間数の変更をお願いしたいと思います。

人間は本来学びたい生き物です。

ケアマネ研修でつらいのは、「知っていること」をくどくど長時間拘束されて聞かなければならないからです。

せめて、内容を「新しい知識」や「役立つ知識」に変えていただきたいものです。それであればセミナー感覚で時間も早く過ぎて良いのではないでしょうか。

今回は愚痴のような投稿になってしまいすみません。

でも、共感できるケアマネさんとともに、愚痴を言い合いたいですね。



2025年4月18日金曜日

私のリーダー

 リーダーと聞けば、どなたを想像しますか?

私は野球をやっていましたので、中学時代の一つ上のキャプテンを想像します。
(残念ながら総理大臣ではありませんでした)
そのキャプテンは、それは自分にも他人にも厳しい方でした。

何しろそのキャプテンが一番野球が好きで「勝ちたい」と思っている方でした。

メンバーは、そのキャプテンの言うことは絶対で、誰も文句を言ったりはしませんでした。その方が惜しまれながらも引退され、私がキャプテンを引き継いだわけですが、当然、全キャプテンのようになろうとしました。

結果、なれませんでした。

自分がどんなキャプテンになりたいかもわからず、更にメンバーから嫌われたくない!勝ちたいけど、結果的に勝てず、チームも纏まらない。私のやり方は、「エラーをするな!」「何やってんだ!」とメンバーに対して文句ばかりを言っていました。そんな日々を過ごし、中坊時代は本当に悩んでいました。風呂で悩みの迷宮に入り、なかなか出てこず、親父から「いつまで入ってんだ!」と怒られるほどでした。

悩んだ末に私は真理に達することができました。

「がんじがらめではダメだ。ある程度は許す度量が必要だ」と。

その後、高校の軟式野球部でもキャプテンに任命され、そのキャプテン時代は、「ある程度許す」ことをしてみると、あまり嫌われず、チームも纏まりました。

その後も、リーダーに近い部分を任されることが多かったのですが、私のリーダーとしての気質は、中学時代に悩んでいたところから形成された気がします。

今でも私はリーダーの本質は二つに分類されると考えています。

①カリスマ性のあるリーダー
②普通のリーダー

カリスマ性のあるリーダーは、中学時代の1つ上のキャプテンがそうだったのでしょう。
これは、その人が持つ本質ですので、あとから身に付けることはなかなか難しいと思います。

殆どの方は普通のリーダーです。私もそうです。

中学時代、なぜ、私が前キャプテンのようになれなかったのか?それは、この本質が違ったからです。

普通のリーダーは、どのようにすれば皆からの信頼を得られるのか?

①メンバーよりも知識を持つ
②チームの目的・目標を統一する 又は 統一するための努力をする
③メンバーをより深く知り個性を認める

以上の3つだと思います。
リーダーはメンバーよりも知識を持たなければなりません。専門知識を持つという意味ではなく、浅くとも物事を着地させることができる知識です。つまり、何か問題が起こった際の対処法がわかるまでの知識です。それが結果的に専門知識であればそれを持つ必要があります。ですのでリーダーには絶対的に勉強が必要です。

チームの目的・目標を統一することに関しては、そのチームの存在意義、そのチームがどうなることが理想かを掲げ、明文化することが大切です。これがあるのとないのとでは纏まり方に大きな差が出ます。結局のところ、メンバーはそのチームに在籍している理由が必ずあります。その理由は実は様々かもしれません。野球でいうと「私は勝ちを優先したい」方と、「私は負けてもいいからワイワイ野球を楽しみたい」と思っている方がいたとしたら、意見が衝突することは必至です。

ですので、そのチームがどこを目指すのかを決めて、メンバーに周知することが必要になります。

最後にメンバーを良く知り、個性を認めるという部分、リーダー最大の力の見せ場であると考えます。これができる度量があるかどうか、でそのリーダーの善し悪しが決まります。人はみな育ってきた環境、考え方、仕草など全て違います。「世界に一つだけの花」ですね。その個性を否定するリーダーの下に誰がついて行きたいのでしょうか?

個性を認めることで時にはリーダーである自分の感性を否定されるかもしれません。とても勇気がいることであると思います。リーダーの度量が大きくなればチームが大きくなるのです。

更にその個性を尊重し、十分な能力を発揮させる、これが私の目指す優れた「普通のリーダー」像です。

多分、私の高校キャプテン時代は無意識に上記3つを実践していたのですね。「チームを纏める為に学習し、そのチームで勝ちたいと目標を定め、メンバーの行動をある程度許し、個性を尊重する」

中学時代、悩んでよかったです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

2025年4月16日水曜日

介護事業を立ち上げたい方へ(マインド編)

 さて、今回は介護事業を立ち上げたい方へのマインド編です。

前回、手順編を示しましたが、マインド編はどのような気持ちで始めるべきかを書いていきます。

なんの仕事でもそうですが、事業とは平たく言うと「社会への貢献」で成り立っていると考えます。つまり、社会から「ありがとう」といわれて対価を得ることが正しい形です。私は「ありがとう」がない仕事は「詐欺」だと思っています。

そんなことで、まずは、どのように社会に貢献していきたいのかを考えるべきです。
つまり、「経営理念」を考えましょう。経営理念とは、簡単に言うとその事業が何のためにあるのか、存在価値を示すものです。また、事業を進めていく上で、これからの方向性を示す大変重要なものになります。

あと、最初に是非明文化してほしいものが、もう一つ。なぜその事業を始めようと思ったかの「動機」です。

□儲かりそう
□お年寄りが好き
□高齢化社会への貢献
□その他

私は、動機は何でも良いと思います。全て正解ですので。

ただ、今後色々な状況の変化を迎えた際に、この理念と動機というものは、原点に立ち返るきっかけとなります。この理念と動機の明文化があれば、辛い状況も乗り切れます。ですので、最初に定めてほしいのです。



その後の手順を示すと上記の図のようになります。しかしながら、次に経営目標を定めて戦略を考えて・・・などと難しいことはその後で良いと思います。

勿論、ここまで考えて事業を開始する方が良いですが、なかなかここまで考えられませんよね。ただ、理念、動機だけは明文化しておくようにお願いしたいです。

さて、理念と動機を明文化したら、ざっくりとで良いので、計画を立てましょう。

①誰と事業を行うか?
②売上、利益計画
③スケジュール
④資金準備

特にどのくらい利益を得られるかは、超重要です。介護の方に利益というと嫌われる傾向にありますが、ここははっきりといいます。
利益を出すことは、事業を行っていく上での「ルール」です。利益のない理念は「戯れ言」です(慈善事業を除きます)。なぜなら、資金繰りで借りたお金を返すのも、職員に賞与を支払うのも、全て利益から算出するからです。ということで、いくら儲かるか・・・は大切ですよ。

ここまで計画を立てられれば、前回示した「手順編」に従って実施しましょう。

以上、介護事業を立ち上げたい方へ(マインド編)でした。

書ききれていない部分もありますが、介護事業を立ち上げたい方、または他の業種を立ち上げたい方に参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2025年4月15日火曜日

介護事業を立ち上げたい方へ(手順編)

 当社が介護事業を始めたのは、平成17年でした。

この時、接骨院をやっていて、医療保険だけではなく、介護保険にも携わりたいと考えて短時間デイサービスを立ち上げたのが始まりです。
介護事業所を立ち上げるには、まず、法人化することが必須となります。個人事業ではできません。この法人化は、司法書士さんに手伝ってもらう事も良しですが、私としては、自分で行うことをお勧めします。・・・できます。以下に株式会社設立の流れを記します。

1,会社の概要を決める
2,法人用の実印を作成する
3,定款を作成し、認証を受ける
4,出資金を払い込む
5,登記申請書類を作成し、法務局で申請する

こんな流れになります。それぞれインターネットを駆使してわからないところは法務局に電話して聴くなどで、できますよ。

次に、国の社会保障費を報酬として得るわけですので、許認可が必要になります。許認可を得る先は、行う介護事業の種類によって異なります。

例えば、ケアマネ事業所は現在は自治体(区や市)、訪問看護は都道府県等になります。
因みにデイサービスに関しては、行う規模(定員)によって自治体なのか都道府県なのかが異なります。
また、どの事業にも設備基準、人員基準があります。それぞれの基準を満たさなければ許認可はおりません。立ち上げたい事業が決定したら、事前に必ず行政に相談に行ってください。この相談をしないで、例えば工事をしてしまった後、「これでは許可できない」といわれてしまうと悲しい形になります。

更に、実際に図面などで書類基準をパスした後は、行政より立ち入り調査が入ります。

仮に、3月に思い立って物件を調達し、工事をする前に行政に相談に行く。4月に書類をそろえてまずは窓口で認可してもらう。5月に立ち入り検査。6月から開業といった形になりますので、スケジュールを組む際、大体3か月はかかるということですね。

開業してから(開業する前からも)は、何といっても集客しなければなりません。
まずは、地域の方やケアマネ、包括などに開業を知らせ、認知してもらう必要があります。この認知の方法は様々です。ここが明暗を分けます。うまく認知してもらえて、その事業所に利用者を預けても大丈夫だと判断されれば、仕事が来ます。一度認知されて、「ここは使える」となればどんどん仕事が来ます。

私の感覚では、仕事がどしどし来るようになるのは1カ月から2カ月後でしょうか。

また、資金繰りも大変重要です。介護保険の場合、実際に報酬を得られるのは、約2か月後になりますので、その分の資金調達も必要です。

例えば、訪問介護を行いたい場合、3名で始めるとして、月に家賃10万円、人件費20万円×3人=60万円、光熱費などその他諸々かかる費用を計算して仮に月に固定費が約100万円かかるとしましょう。初月、2か月目はなかなか売り上げが思うようにいきませんので、最低でも3か月分は用意しておくことをお勧めします。

物件調達の際、家賃は敷金礼金、不動産手数料を合わせて大体6か月分くらいを見ておいた方が良いので、60万円くらいかかります。そうなると100万円×3か月+60万円で360万円くらいの資金は最初に用意しておかないと早速行き詰ります。

この資金調達は、自己資金(資本金)、借り入れの方法があります。自己資金は、生活資金は残して計算した方が良いです。現在は1円からでも株式会社を設立できますが、こう考えると最低でも100万円は必要ではないでしょうか。借り入れは、日本政策公庫の新規開業・スタートアップ支援資金があります。

新規開業・スタートアップ支援資金|日本政策金融公庫

また、自治体などで創業支援をしているところも多いですので、使える制度は全て使い、少しでも有利に進めていきましょう。

ということで、晴れて会社の代表取締役となり、介護事業が立ち上がります。

このように手順で示すと長い道のりに感じるかと思いますが、それぞれが夢中に進みますので、かえって短い期間だったと感じると思いますよ。

以上が、「立ち上げる手順」を示したものになります。

次回、手順編ではなく、マインド編を書きます。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。

2025年4月11日金曜日

中小企業診断士を取得するまで

 診断士を取得しようと考えたのは、6年前でした。ケアマネの資格を取り、毎日夜、暇な時間を過ごしていた時、テレビを見ててもつまらない、スマホでゲームしていても何だかなと考え、40歳を前にもう一度何かにチャレンジしてみようと一念発起したのがきっかけです。

 何を取得しようかな?社労士?行政書士?などと考えていたところ、本屋でたまたま見つけた「中小企業診断士」。当時経営についてもっと勉強したいと思っていた私にはピッタリな資格です。
 早速「財務・会計」のテキストを手に取り、読み込んでみました。最初の方は、財務分析分野で、比較的わかりやすく、これならいけるかもと思って進めましたが、「意思決定会計」で挫折。そこでえらい時間がかかり、理解しているようでしていない。そんな日々を過ごし、約3か月かけて「財務・会計」を2冊のノートに纏めました。因みに夜暇な時間を使ってやりました。酒を飲んだ時は勿論やりませんし、気が向かない日もやりません。
 次に「企業経営理論」。これは「財務会計」と違い、比較的覚えることがメインなのかなと考えて、どんどん進め、約2か月で2冊のノートに。しかし2科目で5カ月とは、これは途方もない時間がかかるなと感じ、出勤を1時間早め、誰もいない会社で毎日1時間勉強しました。そんな感じで、全科目終了に約1年半かかり、終わるころには最初の「財務・会計」は忘れているわけで。
 このままでは、試験すら受けられないと思い、遅ればせながら「Studying」講座を受けることを決意し、その動画授業を受けました。最初にノートに纏めていたので、比較的すいすい入ってきて、ミニ試験もあるので、それで理解を深め、勉強を始めてから3年目で初めての1次試験を受けます。
 真夏の試験でしかも2日間かかる長丁場。何とか4科目合格しましたが、残り3科目が残ります。次年度3科目のみを勉強して試験に臨み、見事合格!!!すごく達成感と嬉しかったのを今でも覚えています。
 しかし本番は実はここからなのですね。はい、2次試験です。
 慌てて、2次試験の参考書を買いあさり、勉強してみるも、何ともつかみどころのない試験であると感じます。しかも、試験日は10月最終日曜日。2か月くらいしかないではないか。とにかく、過去問を解くしかない。「ふぞろいな合格答案」もメルカリで買い、答え合わせをするも、全然的外れ。ってか、この試験、1事例を80分で解くのって無理じゃね?と感じたけど、2か月間、猛勉強して試験前には何とかそれらしい答えを時間内にかける様になりました。
 1年目の2次試験。事例Ⅰがまさかの27点。チーン。事例Ⅱ50点、事例Ⅲ65点、事例Ⅳ55点。惨敗。
 とにかく疲れたので、その年は、何もしなかったですね。年が明けて、正式に落ちているのが分かったところで、再びStudyingに登録。Youtubeでの解き方なども参考にすると、今まで全然的を絞れていなかったことに反省し、事例文に沿った回答を心がけるとみるみるうちにふぞろいな回答と合い、キーワード採点では60点以上取れる様になりました。
 とにかく勉強を続け、臨んだ2回目の2次試験。事例Ⅰは自信あり。事例Ⅱもまあまあ、事例Ⅲはやっちまった感あり、事例Ⅳはこんなもんでしょって感じで終え、年明けの合格発表を待ちます。
 合格発表日、恐る恐る会社で検索し、自分の受験番号を探すと、番号発見!!!何度も見直し、絶対自分だと確信したときは、無意識に会社の事務所で一人で大騒ぎしました。余韻に浸りながら、最後の口述試験も無難にこなし、正式に合格しました。
 所感ですが、私の場合、大変長旅をしてきた感じがします。後に他の診断士に話を聞くと、1発合格している人もチラホラいます。勉強にも戦略が大事ですね。
 次回は、診断士を取得してから1年間どのように過ごしてきたか、を書きますね。