2025年4月11日金曜日

中小企業診断士を取得するまで

 診断士を取得しようと考えたのは、6年前でした。ケアマネの資格を取り、毎日夜、暇な時間を過ごしていた時、テレビを見ててもつまらない、スマホでゲームしていても何だかなと考え、40歳を前にもう一度何かにチャレンジしてみようと一念発起したのがきっかけです。

 何を取得しようかな?社労士?行政書士?などと考えていたところ、本屋でたまたま見つけた「中小企業診断士」。当時経営についてもっと勉強したいと思っていた私にはピッタリな資格です。
 早速「財務・会計」のテキストを手に取り、読み込んでみました。最初の方は、財務分析分野で、比較的わかりやすく、これならいけるかもと思って進めましたが、「意思決定会計」で挫折。そこでえらい時間がかかり、理解しているようでしていない。そんな日々を過ごし、約3か月かけて「財務・会計」を2冊のノートに纏めました。因みに夜暇な時間を使ってやりました。酒を飲んだ時は勿論やりませんし、気が向かない日もやりません。
 次に「企業経営理論」。これは「財務会計」と違い、比較的覚えることがメインなのかなと考えて、どんどん進め、約2か月で2冊のノートに。しかし2科目で5カ月とは、これは途方もない時間がかかるなと感じ、出勤を1時間早め、誰もいない会社で毎日1時間勉強しました。そんな感じで、全科目終了に約1年半かかり、終わるころには最初の「財務・会計」は忘れているわけで。
 このままでは、試験すら受けられないと思い、遅ればせながら「Studying」講座を受けることを決意し、その動画授業を受けました。最初にノートに纏めていたので、比較的すいすい入ってきて、ミニ試験もあるので、それで理解を深め、勉強を始めてから3年目で初めての1次試験を受けます。
 真夏の試験でしかも2日間かかる長丁場。何とか4科目合格しましたが、残り3科目が残ります。次年度3科目のみを勉強して試験に臨み、見事合格!!!すごく達成感と嬉しかったのを今でも覚えています。
 しかし本番は実はここからなのですね。はい、2次試験です。
 慌てて、2次試験の参考書を買いあさり、勉強してみるも、何ともつかみどころのない試験であると感じます。しかも、試験日は10月最終日曜日。2か月くらいしかないではないか。とにかく、過去問を解くしかない。「ふぞろいな合格答案」もメルカリで買い、答え合わせをするも、全然的外れ。ってか、この試験、1事例を80分で解くのって無理じゃね?と感じたけど、2か月間、猛勉強して試験前には何とかそれらしい答えを時間内にかける様になりました。
 1年目の2次試験。事例Ⅰがまさかの27点。チーン。事例Ⅱ50点、事例Ⅲ65点、事例Ⅳ55点。惨敗。
 とにかく疲れたので、その年は、何もしなかったですね。年が明けて、正式に落ちているのが分かったところで、再びStudyingに登録。Youtubeでの解き方なども参考にすると、今まで全然的を絞れていなかったことに反省し、事例文に沿った回答を心がけるとみるみるうちにふぞろいな回答と合い、キーワード採点では60点以上取れる様になりました。
 とにかく勉強を続け、臨んだ2回目の2次試験。事例Ⅰは自信あり。事例Ⅱもまあまあ、事例Ⅲはやっちまった感あり、事例Ⅳはこんなもんでしょって感じで終え、年明けの合格発表を待ちます。
 合格発表日、恐る恐る会社で検索し、自分の受験番号を探すと、番号発見!!!何度も見直し、絶対自分だと確信したときは、無意識に会社の事務所で一人で大騒ぎしました。余韻に浸りながら、最後の口述試験も無難にこなし、正式に合格しました。
 所感ですが、私の場合、大変長旅をしてきた感じがします。後に他の診断士に話を聞くと、1発合格している人もチラホラいます。勉強にも戦略が大事ですね。
 次回は、診断士を取得してから1年間どのように過ごしてきたか、を書きますね。

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