前回に引き続き、投稿です。
というわけで、約6年間かけて診断士試験に合格したわけですが、これで何が変わるのか。
そこはかなり想像を膨らませて、楽しみしかなかったです。
しかしながら、現実としては、基礎知識をつけたにすぎず。
実践でどのように使っていくかをこれからそれから模索し始めました。
とりあえず、診断士名簿に登録されるには、「実務補習」というカリキュラムをこなす必要があります。名簿に登録されて初めて、「中小企業診断士」として名乗れるわけです。実務補習とは、5人くらいが1チームになり、実際の企業に出向き、社長さんからヒアリングを行い、チームで課題や解決策を話し合い、社長に提案するというもの。
要するに総合診断を行います。
私としては、初めての経験だらけで、チームの方は大企業に勤めるエリートの方々ばかり。
サラリーマンをしていたのもかなり昔で、劣等感しかありませんでした。
しかし、常に私を支えていたのは、経営者の経験があり、社長の気持ちが良くわかること。
合計3社様の診断、提言をさせていただきました。様々な業種に携わることができて、大変勉強になりました。また、人事担当、総合提言担当、財務担当と苦手な担当もこなしました。全ての案件で社長様に喜んでもらえたのではないかと思います。
実務補習を終え、ようやく診断士に登録されたのが令和6年5月。
さあここから診断士生活のスタートです。
早速、色々やりたいと思いましたが、やはり実践知識が足りない。
そこで、実務補習でお世話になった、先生が城東支部だったこともあり、縁を感じて城東支部に所属しました。その中の「城東スキルアップ」を受講しました。所謂プロコン塾(プロのコンサルタントになるための塾)であり、初めて知ることだらけで、とても楽しく学べました。特に、診断士の同期と知り合えたことが、最大の財産となります。
スキルアップの内容としては、「話し方」から始まり、ドラッガーやコトラー等の名著を読み、要約して発表するという経営理論の基本の取得ともいえる勉強、更に具体的な製造業の診断や財務諸表の読み解き方等、多岐にわたります。
中でも「ローカルベンチマーク」を利用した自社の強みを浮き彫りにする方法に、大変感銘を受けました。また、別回にて本ツールを利用した研修などを書きたいと思います。
とにもかくにも、約8カ月かけて、城東スキルアップを卒業しました。
学び続けることの楽しさ、大切さが身に沁みましたね。
また、自身が今後どのように本業である経営と診断士に向き合っていくかを考える時間になりました。特に介護経営については非常に特殊で複雑です。介護経営に悩む経営者さんのよりどころになれると嬉しいなと感じています。
そんなことで、本回を締めたいと思います。
次回より、私が経営者として、診断士としての考え方や経験談を書いていきたいと思います。
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