さて、今回は介護事業を立ち上げたい方へのマインド編です。
前回、手順編を示しましたが、マインド編はどのような気持ちで始めるべきかを書いていきます。
なんの仕事でもそうですが、事業とは平たく言うと「社会への貢献」で成り立っていると考えます。つまり、社会から「ありがとう」といわれて対価を得ることが正しい形です。私は「ありがとう」がない仕事は「詐欺」だと思っています。
そんなことで、まずは、どのように社会に貢献していきたいのかを考えるべきです。
つまり、「経営理念」を考えましょう。経営理念とは、簡単に言うとその事業が何のためにあるのか、存在価値を示すものです。また、事業を進めていく上で、これからの方向性を示す大変重要なものになります。
あと、最初に是非明文化してほしいものが、もう一つ。なぜその事業を始めようと思ったかの「動機」です。
□儲かりそう
□お年寄りが好き
□高齢化社会への貢献
□その他
私は、動機は何でも良いと思います。全て正解ですので。
ただ、今後色々な状況の変化を迎えた際に、この理念と動機というものは、原点に立ち返るきっかけとなります。この理念と動機の明文化があれば、辛い状況も乗り切れます。ですので、最初に定めてほしいのです。
その後の手順を示すと上記の図のようになります。しかしながら、次に経営目標を定めて戦略を考えて・・・などと難しいことはその後で良いと思います。
勿論、ここまで考えて事業を開始する方が良いですが、なかなかここまで考えられませんよね。ただ、理念、動機だけは明文化しておくようにお願いしたいです。
さて、理念と動機を明文化したら、ざっくりとで良いので、計画を立てましょう。
①誰と事業を行うか?
②売上、利益計画
③スケジュール
④資金準備
特にどのくらい利益を得られるかは、超重要です。介護の方に利益というと嫌われる傾向にありますが、ここははっきりといいます。
利益を出すことは、事業を行っていく上での「ルール」です。利益のない理念は「戯れ言」です(慈善事業を除きます)。なぜなら、資金繰りで借りたお金を返すのも、職員に賞与を支払うのも、全て利益から算出するからです。ということで、いくら儲かるか・・・は大切ですよ。
ここまで計画を立てられれば、前回示した「手順編」に従って実施しましょう。
以上、介護事業を立ち上げたい方へ(マインド編)でした。
書ききれていない部分もありますが、介護事業を立ち上げたい方、または他の業種を立ち上げたい方に参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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