2025年10月8日水曜日

人を動かす


 皆様こんにちは。

デール・カーネギーさんという方が書いた「人を動かす」を読みました。
自己啓発の金字塔といわれるだけあって、なかなか思慮深いものです。

本書はかなり読みやすく、すいすい入ってきます。下記の6章立てになっています。

1,人の扱い方に関する基本的なテクニック
2,人に好かれる方法
3,自分の考えを相手に受け入れてもらう方法
4,反感を抱かせずに相手を変える方法
5,敵を味方に変える方法
6,円満な家庭生活を送る方法

基本的には、人を動かすためにはどのようなマインドを持つべきか、又は、接し方を説いている本です。前半部分は、仕事に関することも多く存在しますが、私が心を打たれたのは、「家族」に対すること。

内容の一つにこんなことが書かれています。

「子供を叱る前に」(要約)

子供を叱りそうになったらその前に次の文章を読んでみよう

いつもがみがみ文句を言ってしまう父さん。息子に対しての後悔が書かれています。
夜中に君の寝床に忍び込み、後悔している。
朝食をとっている時も、「ひじをつくな」「よく噛め」などといつも叱ってしまう。
出かけるときも笑顔で「行ってらっしゃい」といった君。しかし父さんは「背筋を伸ばせ」と言ってしまう。
君は素晴らしい息子だ。明日からは小言を言わずにいい父親になると約束する。といったもの。


これを読んで、思い当たる節がかなりありましたね。私もいい父親になりたいものです。

こんな感じで私が読んだ本について、お勧めの物があればまた書いていきたいと思います。

今回も最後までお読み下さり、誠にありがとうございました。

2025年9月29日月曜日

<好評>9月26日の研修講師後記

皆様こんにちは。

9月26日(金)ZOOMにて「経営者からみる、デイサービス事業の実態と課題、そして展望」~診断士に求められるもの~というテーマで研修講師を務めました。

内容は、デイサービス事業の実態ということで経営状況を明らかにし、その後課題として、「ヒト、モノ(サービス)、カネ、情報」という経営資源からを切り口にして、それぞれの課題を提示しました。

更に展望では、これからのデイサービス事業における展望とそれを見越した当社の取組をご案内しました。

まず、課題ですが、この事業、何といっても「ヒト」ですよね。

ヒトの問題は、「定着」を中心にお話ししました。なぜ、辞めるのか、介護に携わる方の性格や特徴は・・・、更に定着促進のためのマーケティングとは・・・、このような課題を中小企業診断士的にどう捉えるのかの持論を展開しましたが、ここが一番伝えたかったことですね。

モノ(サービス)の部分は、設備投資に関する考え方、サービスのマニュアル化と、オペレーションの改善にまで踏み込んだ内容です。

カネの部分は、デイサービスの固定費の考え方、最適稼働率とは・・・といった内容です。

情報は、運営指導対策(介護保険情報の取り方)、他事業所との連携や助成金に関する情報、その取り方にも言及しました。

このように改めて纏めてみると、課題が山積しており、デイ事業者さん(特に小規模でやっているところ)は色々な意味で岐路に立たされているところが多いと思います。

中小企業診断士が、こういった事業者さんにどのように寄り添い、支援をしていくかの一役になれたなら幸いです。

参加者さんからは、「短期間の間に素晴らしい内容の資料作成および講演ありがとうございました。とても参考になりました。」といったありがたい感想もいただき、今後の糧になります。

今後も、このような講師の機会がありましたら積極的にお受けしていきます。

それではまた。

2025年9月5日金曜日

福祉ビジネス研究会での発表が決まりました

 皆様こんにちは。

私は、東京都中小企業診断士協会の福祉ビジネス研究会に昨年から所属しております。

その名の通り、福祉ビジネスについての勉強会や研究をしていくのですが、9月の発表を私が行うことになりました。

題目は「経営者から見る、デイサービス事業の実態と課題、そして展望」です。
またサブタイトルとして、「~診断士に求めらるもの~」をテーマにお話しします。

デイサービス事業の課題って、種々ありますよね。

今後、物価高騰、最低賃金上昇などの脅威にどう向き合うか。
基本介護報酬が頭打ちな中、どのように経営を成り立たせるのか、といった観点からお話しする予定です。

中小企業診断士の先生方に求められるものは、大きいのではないかと思います。

自分自身も楽しみです。また、発表後記をお楽しみに。

それではまた。

2025年8月14日木曜日

たから17期目突入!

 皆様こんにちは。

当社は、5月末決算でして、2025年6月から第17期目を迎えました。

思えば、もうそんなに月日が経ったのかとしみじみ思います。

介護経営の中で、今まで多くのご利用者様にサービスを提供できて、また、信頼できる従業員さんと共に長く仕事ができたことは、何よりの財産です。決して順風満帆とはいきませんでしたが、何とか今に至っています。こんな経営者ならではの苦労を語り合いたいものです。

まずは20年続けたいですね。ベンチャー企業の生存率は10年で6.3%、20年でわずか0.3%とのデータがあります。とりあえず、6.3%には入れてはいますが、この先0.3%の難関をいかにして乗り越えていくか。

私は、ビジョン→中期計画(3年間の目標)→短期の計画、戦略と落とし込んでいき、それをPDCAとして回していく、そのことに尽きると確信しております。「何もしない、現状通り行っていく」という選択肢も大事です。ただ、私としては日々進歩していきたいと思っております。

さて今期は、どうしていくか・・・

介護サービスを主軸として、従業員・ご利用者様に喜ばれる仕組みを更に拡充していきたいと考えています。そのうちの一つが先に「ひとりごと」で載せた『たから焼き菓子工房』ですね。また、3年前から始めている、ミニ遠足もだいぶ浸透してきており、今後の展開が楽しみです。

その中で、大きなテーマとしては、当社が従業員さんの自己実現を行う場として、活躍の場を提供したい、そして多様な働き方を作っていきたいと思っております。柔軟かつ、芯の通った経営。私が目指す中小企業経営はまさにこれです。

少々暑苦しい「ひとりごと」になってしまいましたが、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

2025年8月6日水曜日

お菓子作りのある日

 はい、皆様こんにちは。

本日は、中小企業診断士仲間の方が来社され、互いに情報交換をしました。

事業所をご見学いただき、実際にお菓子も食べていただきました。

その方は、ご自身でも介護事業所を経営されていて、本当にクレバーで毎回新たな目標の下に、違う状況を作り上げていらっしゃいます。ましてや、一次産業(農業、漁業)にも参画され、一日24hでは足りないのではないかと感じてしまいます。

私にない能力を多数お持ちで、本当に勉強になります。

「たから焼き菓子工房」開設のお祝い花をいただきました。誠にありがとうございました。


お菓子作りは、順調です。
皆様にも喜んで食べていただいています。何より、作っている従業員が楽しそう。

フィナンシェを作っている様子です。↑

作って喜び、食べて喜び、喜びにあふれているたから焼き菓子工房です。
現場からは以上です。

2025年7月25日金曜日

たから焼き菓子工房

 皆様こんにちは。

前回の投稿で「自己実現」ということで載せました。

この度、当社の社員さんの一人が、自己実現に近づく事業を始めました。
その名も「たから焼き菓子工房」。これが当社今期最大の挑戦です。




高齢者向けにシフォンケーキやフィナンシェ等を販売します。

実は7月10日に営業許可をいただき、7月14日からオープンしたのですが、大変好評で現在リピーターが続出してます。私が言うのもなんですが、美味しいです。

ただ、作れる時間帯も限られており、現状は注文をいただき、出せる分を販売している形です。

この先、どうなるか、大変楽しみですね。


2025年7月18日金曜日

自己実現の場へ

 どうも。お久しぶりです。

ちょっと忙しくてさぼってしまいました。

さて、今回は、私が目指す会社像です。

皆様は、マズローの欲求段階説というのをご存じでしょうか?
中小企業診断士であれば、かならず一次試験で勉強しますね。
かなりポピュラーなもので、人が生きる上で「自己実現に向かって成長する」という仮定の元、欲求が階層的になっているという理論です。


はい、これです。

一番下から「生理的欲求」。食欲や、トイレに行きたいという欲求がこれですよね。絶対になくてはならない欲求です。

次に「安全の欲求」。安全に生活したい、以前、3.11の際、この安全の欲求が満たされず、ストレスを感じた方も多いのではないでしょうか。

3番目が「所属と愛の欲求」。読んで字のごとく、集団に所属し、愛されたいという欲求です。

4番目が「承認の欲求」。自分が行うことに承認してほしい、尊敬してほしいという欲求です。

最後に「自己実現の欲求」となります。これは理想の自分になりたいという欲求です。

私がこの理論を知って、まず思ったことは、会社に所属していることで、従業員さんがどの欲求を満たせるのか?といったことです。会社として、第2段階「安全欲求」まで満たすことは必須ですよね。また、「所属と愛の欲求」も社会的な欲求ですので、必須です。

私は、居心地の良い職場とは、この第4段階「承認欲求」を満たされていることが必要であると考えます。自身の人柄や性格などの承認、仕事以外の行動に対する承認、自身が普段行っている仕事に対して等、承認するものは様々です。また、特に仕事を承認するには、その仕事に対する役割の明確化、貢献度などを定義してあげる必要があります。そして、承認する仕組みである面談などの場を設定する必要があります。まさしく組織の仕組みや風土を作っていくということですね。

当社が目指しているのは、第5段階「自己実現」できる会社です。

自己実現とは、先に書いたように「理想の自分になりたい」という欲求です。「理想の自分」って何でしょうか?金持ちになりたい、社会的地位が欲しい、幸せな家庭を築いているといった、朧気ながらの理想はあるかと思いますが、普段生活していてなかなか「3年後にこうなっていたい」と明確な理想を考える人は少ないのではないでしょうか。

職員の自己実現を目指して柔軟に対応していく事が、「働きやすさ」、「働き甲斐」につながると思います。

そんなことで、私の思いを書いてしまいました。次回は当社今期最大の取組を紹介します。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。